お盆について

現代のお盆は、二つの行事が混ざってできたものです。
一つは日本古来の祖霊信仰です。ご先祖様を家に迎え入れてもてなし、自分たちが今ここにいられることへの感謝を伝える先祖供養の行事です。

もう一つは中国仏教の「盂蘭盆会」という先祖供養の行事です。
お釈迦様の十大弟子の一人である目連尊者が神通力を使って亡き母親を探したところ餓鬼道(飢えや渇きに苦しむ世界)で苦しんでいる姿を見つけました。
水や食べ物を差し出そうとも、餓鬼の口に入る前に灰となって燃え尽きてしまうのが餓鬼道です。
目連がお釈迦様に相談したところ「雨季が過ぎて夏の修行が終わる頃に、修行僧に御馳走を振舞うように。その功徳で餓鬼達は救われるだろう。」と伝えられます。言われた通りにしたことで、その功徳により、苦しんでいた餓鬼達は満たされたと言われております。

二つの先祖供養の行事が融合し、日本独自のお盆の形になりました。

また、棚行(棚経)と呼ばれる行事は、一説によると天草の乱以降に行われるようになったと言われています。
江戸幕府が、仏教や神道以外の信仰をしていないかどうか確認をするため、村の僧侶が一軒一軒各家の仏壇の位牌を確認しながらお経を読み上げていったようです。

また、現在は七月と八月のお盆(旧盆)に分かれています。
明治政府が太陽暦(新暦)を採用した際、新暦7月15日は農繁期と重なっていました。
そのためお盆の行事を7月で出来ない地域は、8月(旧暦)に行うことになり、俗にいう「旧盆」という名称が生まれました。なお、お盆の際は、地域や家々の風習によって異なりますが、下図のように、お盆の準備を致します。

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「初盆」について

故人様の49日法要の日が過ぎて、初めて迎えるお盆を「初盆(新盆)」といいます。
「初盆(新盆)」の際には、下の図にくわえて白(しろ)紋天(もんてん)(白無地の提灯)を御用意することが多いようです。

交通アクセス

TEL:045-421-8516

〒222-0032
神奈川県横浜市港北区大豆戸町1160

□ 正覚院への行き方
●「新横浜駅」の地上から
「東海道新幹線新横浜駅北口」「JR横浜線新横浜駅東口」など
キュービックプラザ地上一階ぐるめストリートを目指し、「迴転寿司まぐろ問屋」と「ドラッグストア Fit Care Express」の間にある自動ドアを出て目前の十字路を左に曲がる。
「篠原郵便局」を左手に通り過ぎて4分ほど歩くと、右手に正覚院の門柱が見える。

●「新横浜駅」の地下から
「市営地下鉄ブルーライン新横浜駅」「東急新横浜線新横浜駅」「相鉄新横浜線新横浜駅」
など

2番出口を出て目前の十字路を左に曲がる。「篠原郵便局」を左手に通り過ぎて4分ほど歩くと、右手に正覚院の門柱が見える。

※ 駅を出て左折後、一方通行の車道に逆らって平地を歩いていきます。坂道ではありません。